最終更新: 2026年3月19日
筋トレやダイエットで最も重要な栄養素、タンパク質。しかし外食でタンパク質を摂ろうとすると、「高タンパク=高価格」になりがちで、月々の食費が膨れ上がってしまうのが悩みの種です。
そこでこの記事では、外食チェーンのメニューを「タンパク質1gあたりの価格」で徹底比較。計算式は至ってシンプルです。
タンパク質コスパ = 価格(円) ÷ タンパク質(g) = ○○円/g
数値が低いほどコスパが良い
この指標で20メニューをランキング化。さらにチェーン店カテゴリ別の比較や、月間費用のシミュレーションもお見せします。
なぜタンパク質のコスパが重要か
厚生労働省が推奨する1日のタンパク質摂取量は、成人男性で65g、成人女性で50g。しかし筋トレをしている人なら体重1kgあたり1.6〜2.2gが目安とされ、体重70kgの男性なら112〜154g/日が必要です。
| 対象者 | 体重 | 1日のP目標 | 1食あたり目安 |
|---|---|---|---|
| 一般成人(男性) | 70kg | 65g | 約22g |
| 一般成人(女性) | 55kg | 50g | 約17g |
| 筋トレ中(男性) | 70kg | 112〜154g | 約37〜51g |
| 筋トレ中(女性) | 55kg | 88〜121g | 約29〜40g |
| ダイエット中 | 体重×1.5g | 体重に依存 | 体重÷2g |
仮にタンパク質1gあたり20円のメニューで120g/日を確保しようとすると、1日2,400円、月に72,000円。一方、1gあたり10円なら月36,000円と、コスパの差だけで月3万円以上の節約になります。
継続可能性に直結する
タンパク質摂取は毎日のこと。コスパが悪いと食費が圧迫され、結局続けられなくなります。「安くて高タンパク」な選択肢を知っておくことは長期的な成功の鍵。
同じ予算でより多くのタンパク質が摂れる
1日の食費を2,000円と固定した場合、コスパの良いメニューを選ぶだけでタンパク質摂取量は2倍以上変わります。
「高い=高タンパク」ではない
意外にも、高級レストランよりもコンビニのサラダチキンや牛丼チェーンの方がタンパク質コスパに優れていることが多いのです。
プロテインパウダーとの比較
参考までに、プロテインパウダー(マイプロテイン等)のコスパは約3〜5円/g。外食で10円/g以下を達成できれば、「固形食としてはトップクラス」と言えます。ただし外食には満足感・栄養バランス・味のバリエーションというメリットがあるため、プロテインと併用するのがベストです。
タンパク質1gあたり価格ランキングTOP20
外食チェーンの主要メニューをタンパク質1gあたりの価格で比較し、コスパの良い順にランキングしました。
コンビニ サラダチキン(プレーン)
¥238 / P24.1g = ¥9.9/g
サラダチキン(プレーン)
セブンイレブン
114
kcal
24.1g
タンパク
1.2g
脂質
1.0g
炭水化物
¥238
タンパク質1gあたり9.9円で堂々の1位。コンビニで手軽に買えて、脂質わずか1.2gという驚異的な低脂質。味のバリエーション(ハーブ、スモーク、レモン等)も豊富で飽きにくい。外食タンパク質コスパの絶対王者です。
松屋 牛めし(並盛)
¥400 / P22.8g = ¥17.5/g
牛めし(並盛)
松屋
692
kcal
22.8g
タンパク
22.5g
脂質
95.2g
炭水化物
¥400
1gあたり17.5円。牛丼チェーンの中でも松屋は味噌汁付きでこの価格。タンパク質だけでなく炭水化物もしっかり摂れるため、トレーニング後の栄養補給にも最適。ただし脂質22.5gはやや高め。
サイゼリヤ 若鶏のグリル(ディアボラ風)
¥500 / P35.2g = ¥14.2/g
若鶏のグリル(ディアボラ風)
サイゼリヤ
480
kcal
35.2g
タンパク
30.5g
脂質
12.8g
炭水化物
¥500
1gあたり14.2円でP35.2g。1品で35g以上のタンパク質を摂れるメニューは外食チェーン全体でも非常に稀。炭水化物12.8gと低糖質なのもポイント。筋トレ民の「最強の外食」として揺るぎない地位を確立しています。
4位〜20位 一覧
| 順位 | メニュー | チェーン | 価格 | P | 円/g |
|---|---|---|---|---|---|
| ★ 4 | ゆで卵 | コンビニ各社 | ¥80 | 6.2g | ¥12.9 |
| 5 | 豆腐バー | コンビニ各社 | ¥158 | 13.5g | ¥11.7 |
| 6 | ハンバーグステーキ | サイゼリヤ | ¥400 | 22.5g | ¥17.8 |
| 7 | すき家 牛丼(並盛) | すき家 | ¥430 | 22.0g | ¥19.5 |
| 8 | 吉野家 牛丼(並盛) | 吉野家 | ¥468 | 22.3g | ¥21.0 |
| 9 | ミックスグリル | サイゼリヤ | ¥500 | 32.0g | ¥15.6 |
| 10 | 鶏の甘辛味噌定食 | 松屋 | ¥650 | 32.5g | ¥20.0 |
| 11 | チキンマックナゲット15P | マクドナルド | ¥580 | 28.5g | ¥20.4 |
| 12 | 辛味チキン(3本) | サイゼリヤ | ¥300 | 16.5g | ¥18.2 |
| 13 | ギリシャヨーグルト | コンビニ各社 | ¥180 | 12.0g | ¥15.0 |
| 14 | ダブルチーズバーガー | マクドナルド | ¥400 | 26.4g | ¥15.2 |
| 15 | プロテインドリンク | コンビニ各社 | ¥180 | 12.3g | ¥14.6 |
| 16 | しまほっけ炭火焼き定食 | 大戸屋 | ¥930 | 38.5g | ¥24.2 |
| 17 | ローストチキン | サブウェイ | ¥490 | 22.0g | ¥22.3 |
| 18 | 唐揚げ定食 | やよい軒 | ¥780 | 32.0g | ¥24.4 |
| 19 | 鶏むね塩麹漬け焼き定食 | 大戸屋 | ¥990 | 42.2g | ¥23.5 |
| 20 | チキンにこみカレー | CoCo壱 | ¥860 | 32.0g | ¥26.9 |
ランキングの読み方
コンビニのサラダチキン(¥9.9/g)が圧倒的トップ。2位以降は14〜27円/gの範囲に分布。全体の傾向として、(1) コンビニのプロテイン系商品が強い、(2) サイゼリヤのグリル系が優秀、(3) 定食系チェーンは価格が高い分コスパは落ちる、という傾向が見えます。
メニューのタンパク質量を今すぐチェック
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チェーン店をカテゴリ別に分けて、タンパク質コスパの傾向を比較します。どのカテゴリが最もコスパが良いのか、一目でわかります。
カテゴリ別 平均タンパク質コスパ
| カテゴリ | 平均円/g | 代表メニュー | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ★ コンビニ | ¥12.8/g | サラダチキン | 手軽・種類豊富 | 冷たいものが多い |
| ファミレス | ¥16.5/g | サイゼ若鶏グリル | 温かい・満足感 | サイゼ以外は高め |
| 牛丼チェーン | ¥19.3/g | 松屋 牛めし | 安い・早い | 脂質も高め |
| ファストフード | ¥17.0/g | ナゲット15P | どこにでもある | 揚げ物が多い |
| 定食チェーン | ¥24.0/g | 大戸屋定食 | バランス良い | 価格が高い |
コンビニ(平均¥12.8/g)
コンビニはタンパク質コスパの王者。特にサラダチキン(¥9.9/g)、ゆで卵(¥12.9/g)、豆腐バー(¥11.7/g)の3強は、他のカテゴリを大きく引き離しています。
| メニュー | カロリー | P | F | C |
|---|---|---|---|---|
| サラダチキン(プレーン)おすすめ | 114 kcal | 24.1g | 1.2g | 1.0g |
| ゆで卵(2個) | 128 kcal | 12.4g | 8.6g | 0.8g |
| 豆腐バー(枝豆味)おすすめ | 148 kcal | 13.5g | 8.8g | 3.5g |
| ギリシャヨーグルト | 68 kcal | 12.0g | 0.0g | 5.8g |
| プロテインドリンク | 84 kcal | 12.3g | 2.2g | 3.2g |
デメリットは「冷たいものが多い」点。冬場はレンジで温められるサラダチキンや、ホットスナックコーナーのチキン(焼き鳥など)を活用しましょう。
ファミレス(平均¥16.5/g)
ファミレスのコスパは店舗によって大きく差があります。サイゼリヤが圧倒的にコスパが良く、若鶏のグリル(¥14.2/g)、ミックスグリル(¥15.6/g)、ハンバーグ(¥17.8/g)と上位メニューが揃っています。
| チェーン | 代表メニュー | 価格 | P | 円/g |
|---|---|---|---|---|
| ★ サイゼリヤ | 若鶏のグリル | ¥500 | 35.2g | ¥14.2 |
| サイゼリヤ | ミックスグリル | ¥500 | 32.0g | ¥15.6 |
| サイゼリヤ | ハンバーグ | ¥400 | 22.5g | ¥17.8 |
| ガスト | チーズINハンバーグ | ¥769 | 28.5g | ¥27.0 |
| ジョナサン | 若鶏のグリル定食 | ¥989 | 35.0g | ¥28.3 |
サイゼリヤ以外のファミレスに注意
ガストやジョナサンは1gあたり27〜28円とコスパが悪化。同じ「若鶏のグリル」でもジョナサンは989円、サイゼリヤは500円と約2倍の価格差。ファミレスでタンパク質コスパを追求するなら、サイゼリヤ一択です。
牛丼チェーン(平均¥19.3/g)
牛丼チェーンは「安い」イメージがありますが、タンパク質コスパでは意外にも中間的なポジション。理由は1杯あたりのタンパク質が20〜25gと少なめだからです。
| チェーン | メニュー | 価格 | P | 円/g |
|---|---|---|---|---|
| ★ 松屋 | 牛めし(並) | ¥400 | 22.8g | ¥17.5 |
| すき家 | 牛丼(並) | ¥430 | 22.0g | ¥19.5 |
| 吉野家 | 牛丼(並) | ¥468 | 22.3g | ¥21.0 |
牛丼チェーンでコスパを上げる裏技
「肉大盛り」にするとタンパク質コスパが向上します。松屋の牛めし(肉大盛り)は+150円でタンパク質が約10g増加。つまり追加分は¥15/gで、通常より安くタンパク質を追加できます。さらに「卵」を追加(+80円・P6.2g)すると¥12.9/gでサラダチキン級のコスパに。
ファストフード(平均¥17.0/g)
ファストフードは揚げ物が多く脂質が高い傾向にありますが、メニュー選び次第ではコスパ上位に食い込みます。
| チェーン | メニュー | 価格 | P | F | 円/g |
|---|---|---|---|---|---|
| ★ マクドナルド | ダブルチーズバーガー | ¥400 | 26.4g | 23.2g | ¥15.2 |
| マクドナルド | ナゲット15P | ¥580 | 28.5g | 22.0g | ¥20.4 |
| サブウェイ | ローストチキン | ¥490 | 22.0g | 4.0g | ¥22.3 |
| ケンタッキー | オリジナルチキン(2P) | ¥580 | 28.8g | 24.2g | ¥20.1 |
サブウェイのローストチキンは脂質わずか4.0gと突出した低脂質。コスパは¥22.3/gとやや高いですが、PFCバランスを重視するなら最良の選択肢です。
定食チェーン(平均¥24.0/g)
大戸屋ややよい軒などの定食チェーンは、栄養バランスは良いがコスパでは最下位。1gあたり23〜27円と割高です。ただし「定食」としての完成度が高く、ご飯・味噌汁・副菜込みの値段であることを考慮すると、トータルの食事コスパとしては悪くありません。
コスパを最大化するテクニック5選
ランキングを知った上で、さらにタンパク質コスパを引き上げる実践テクニックを5つ紹介します。
コンビニのサラダチキンを「ベース」にする
1日3食のうち1食をサラダチキン中心にするだけで、1日のタンパク質コスパが大幅に改善。¥9.9/gの威力は圧倒的です。朝食や昼食をコンビニで済ませ、夜だけ外食チェーンにすると理想的。
サイゼリヤのグリル系を活用する
ファミレスで唯一コスパ上位に入るサイゼリヤ。若鶏のグリル(¥14.2/g)は温かい食事としてはトップクラス。週2〜3回のサイゼリヤ通いは筋トレ民の定番です。
牛丼チェーンでは「卵追加」を必ず行う
卵は¥12.9/gのコスパ優良食材。牛丼に+80円で卵を追加するだけで、P6.2gが上乗せされ、全体のコスパが向上します。松屋では「牛めし + 生卵」で¥480・P29g(¥16.6/g)に。
ファストフードは「単品注文」で攻める
セットメニューのポテトやドリンクはタンパク質がほぼゼロ。ダブルチーズバーガー単品(¥400・P26.4g)を2個注文する方が、セットメニュー1つよりもコスパが良い場合があります。
プロテインパウダーと外食を組み合わせる
朝のプロテインシェイク(約¥60・P24g = ¥2.5/g)で1日のベースを作り、昼と夜を外食にすれば、1日の平均コスパを¥10/g台に抑えられます。最もコスパの良いハイブリッド戦略です。
アプリ・クーポンの活用も忘れずに
マクドナルドのアプリクーポン、松屋のモバイルオーダー割引など、各チェーンのアプリを活用すれば実質コスパがさらに向上します。特にマクドナルドはクーポンで50〜100円引きになることが多く、ダブルチーズバーガーが¥350で買えれば、コスパは¥13.3/gとサイゼリヤ超えも可能です。
月間タンパク質費用シミュレーション
筋トレ中の男性(体重70kg)が、1日120gのタンパク質を外食で摂取する場合、月間費用はどのくらいになるのでしょうか。3つのパターンでシミュレーションします。
パターン1:コスパ最優先プラン
| 食事 | メニュー | P | 円/g | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 朝食 | サラダチキン + ゆで卵2個 | 36.5g | ¥10.7 | ¥398 |
| 昼食 | 松屋 牛めし + 卵 | 29.0g | ¥16.6 | ¥480 |
| 夕食 | サイゼ 若鶏のグリル + 辛味チキン | 51.7g | ¥15.5 | ¥800 |
| 間食 | プロテインドリンク | 12.3g | ¥14.6 | ¥180 |
| 1日合計 | 129.5g | ¥14.3 | ¥1,858 |
月間費用:¥1,858 × 30日 = ¥55,740
平均¥14.3/g · 1日129.5g
パターン2:バランス重視プラン
| 食事 | メニュー | P | 円/g | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 朝食 | マクドナルド エッグマックマフィン | 19.2g | ¥10.4 | ¥200 |
| 昼食 | 大戸屋 鶏むね塩麹定食 | 42.2g | ¥23.5 | ¥990 |
| 夕食 | サイゼ 若鶏のグリル + 青豆サラダ | 41.0g | ¥17.1 | ¥700 |
| 間食 | ギリシャヨーグルト + プロテインバー | 23.5g | ¥18.3 | ¥430 |
| 1日合計 | 125.9g | ¥18.4 | ¥2,320 |
月間費用:¥2,320 × 30日 = ¥69,600
平均¥18.4/g · 1日125.9g
パターン3:コスパ無視プラン(参考)
| 食事 | メニュー | P | 円/g | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 朝食 | スタバ サンドイッチ + ラテ | 12.0g | ¥66.7 | ¥800 |
| 昼食 | ジョナサン 若鶏グリル定食 | 35.0g | ¥28.3 | ¥989 |
| 夕食 | 大戸屋 チキン南蛮定食 + サラダ | 38.5g | ¥33.8 | ¥1,300 |
| 間食 | コンビニ プロテインバー(2本) | 33.0g | ¥15.2 | ¥500 |
| 1日合計 | 118.5g | ¥30.3 | ¥3,589 |
月間費用:¥3,589 × 30日 = ¥107,670
平均¥30.3/g · 1日118.5g
| プラン | 月間費用 | 1日のP | 平均円/g | 年間費用 |
|---|---|---|---|---|
| ★ コスパ最優先 | ¥55,740 | 129.5g | ¥14.3 | ¥668,880 |
| バランス重視 | ¥69,600 | 125.9g | ¥18.4 | ¥835,200 |
| コスパ無視 | ¥107,670 | 118.5g | ¥30.3 | ¥1,292,040 |
コスパ無視プランとの差額に注目
コスパ最優先プランとコスパ無視プランの差は月間約5.2万円、年間約62万円。しかもコスパ最優先プランの方がタンパク質摂取量は11g多い。つまり「安くてタンパク質も多い」が実現できるのです。メニュー選びの知識があるだけで、年間60万円以上の節約になります。
最強のハイブリッド戦略
月間費用をさらに抑えたいなら、朝食をプロテインパウダー(¥60・P24g)に置き換えるのが最も効果的。朝食費が1日¥400→¥60に下がり、月間で約1万円の節約。それだけで月間費用は¥45,000台に突入し、年間で約55万円で120g/日のタンパク質を確保できます。
まとめ
外食のタンパク質コスパは、メニューの選び方次第で3倍以上の差が出ます。この記事のポイントを整理します。
- タンパク質コスパ1位:コンビニ サラダチキン(¥9.9/g)
- 温かい食事で最強:サイゼリヤ 若鶏のグリル(¥14.2/g)
- 牛丼チェーンは松屋(¥17.5/g)がベスト。卵追加でさらにコスパUP
- カテゴリ別ではコンビニ(¥12.8/g) > ファミレス(¥16.5/g) > ファストフード(¥17.0/g)
- 定食チェーン(¥24.0/g)はコスパでは不利だが栄養バランスは良い
- コスパ最優先プランなら月55,740円で1日130gのタンパク質を確保可能
- コスパ無視との差は年間62万円。メニュー選びの知識が大きな節約に
- プロテインパウダーとの併用が最強のハイブリッド戦略
※価格・栄養成分は店舗や時期により異なる場合があります。最新の情報は各チェーン店の公式サイトでご確認ください。タンパク質1gあたりの価格は小数点第2位を四捨五入しています。
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